以前縁あって徳島県の東祖谷(ひがしいや)渓谷へお邪魔する機会がありました。
自称?観光大使のお気に入りスポットの案内をお願いして、限られた時間の中での弾丸ツアーです。
当日はあいにくの雨。ですが晴天と違ってしっとり雨に濡れた緑も乙なもの。
そして祖谷と言えば蕎麦。ここは標高が高く、蕎麦が非常においしいところ。自称?観光大使の意見に従って、まずは軽くそば関連の物を頂きます。
徳島の名産、ゆず味噌をたっぷりと塗られた蕎麦団子、こんにゃく、馬鈴薯、そして密度が濃くてかっちりとしまった祖谷豆腐の田楽。名前の由来は 淡路島で盛んであった人形浄瑠璃が伝わり、盛んになった土地柄で、田楽をくるくる回しながら焼く様子が人形浄瑠璃の「でこ」(人形)に似ていることから、「でこまわし」と呼ばれるようになったそうです。
炭火でじっくりとあぶって頂きます。うまいの一言!実にほっこりします。寒かったので、甘酒も一杯。
続いて、鉄〇ダッシュで全長1.5kM の流しそうめんが行われたという落合集落。
山の斜面にいくつもの家屋が点在。上の方に住む人は、毎日の上り下りだけでも大変そう。
山の緑、霧の流れ。集落と古民家。何もなくとも、ただ眺めているだけで時間が経過してしまいました。
展望台からの1枚です。
続いて空に近いので、別名「天空の里」と呼ばれる名頃(なごろ)集落。
ここでは綾野さんという方が多数の案山子を作っています。
案山子の基本台帳もあり、それぞれ性格も異なるとの事。
以前はここにもこれくらいの人影があったのでしょうね。
案山子は全て木枠に新聞紙を巻き、リサイクルの服を着せた手作りだそうです。
いつまでも作り続けてほしいものです。
次に、二重かずら橋。
観光地化した祖谷かずら橋から更に奥地にある男橋と女橋。
男橋を渡ると、大使おすすめの小さな滝があります。
紅葉であれば、もっと素晴らしい眺めでしょう。
木霊でも出て来そうな、見ていて落ち着く滝でした。
東祖谷の観光マップです。
非常に素晴らしいところで、レンタカーを使用した外国人観光客の姿も見えました。
但し、交通の便が非常に悪い。
三好市さん、確かに観光客が溢れかえると良い事も無いでしょうけれど、せっかくの観光資源です。
もう少しバスを増やしてみてはいかがでしょうか。
そろそろ昼時です。
大使一押しのランチ。
「平家ものがたり」というツアーが利用していたようで希望の時間には食べられませんでしたが、大使の一押しです。
薬草のてんぷら、シカ肉、祖谷豆腐、お漬物・・・
祖谷豆腐は、縄で直接縛って持ち歩けるくらい締まっていますが、味は柔らかく美味しい。関東では絶対に食べられません。この祖谷豆腐も生産者が激減しているとの事。いつまで食べられるのでしょうか。
非常に素朴で美味しい蕎麦です。
季節によって、食材が変わるらしく、対応して頂いたお店の方も絶えずにっこりと笑っていて、居心地の良いお店でした。大使、あなたの目は正しい!
さらに弾丸ツアーは続きます。
祖谷渓谷の「ひの字谷」。上から見ると、ひらがなの「ひ」の形で渓谷が作られています。
ここは新緑と晴天の場合、緑と水の青さが相まって、もっと素晴らしい眺めになるでしょう。
祖谷渓谷の小便岩
落差200メートル。ここからおしっこをしても雲散霧消して下まで届かないですね。
岩には例によって小銭が大量に。聞くと、市の職員が命綱をつけて回収するそうです。
危ないし景観を壊しますね。日本人の悪いクセです。
また、ここには200メートルの下までケーブルカーがあり、底には温泉があるという事。別名風呂の谷。
今回は時間が無くて訪れる事は出来ませんでした。
というわけで、今回自称?観光大使のお気に入りスポットを弾丸ツアーで訪れました。
急なお願いにも拘らず、いやな顔一つせず対応してくれた大使に深く感謝します。
大使は、四国の狭い、対向車とすれ違う事も困難な山道を一陣の風の様に駆け抜けました。私ならきっと谷に落ちています。
東祖谷。私もすっかり好きになりました。観光資源としても、大使の心のふるさととしても貴重な財産です。
結局わたし、食べ物に関しては一円も払っていませんでした。また連れて行ってください。ごちそうさまでした、大使!
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