どうも、VIPSブログ心理学担当()ヒロです
俗に心理学三大巨匠(フロイト・ユング・アドラー)と呼ばれる人らがいまして
その中でもユングとアドラーの心理学を少しだけ齧ったので
”日常に活かす”という観点でこのブログで紹介できればと思ってます
ということでユング心理学からシリーズ化して紹介していきます
はじめに
ユング(カール・グスタフ・ユング)は
19世紀末〜20世紀前半に活躍した、スイス出身の精神科医・心理学者です
彼が体系化した心理学はそのままユング心理学や、分析心理学と呼ばれてます
"コンプレックス"や"ぺルソナ”などの心理学的概念を生み出した人でも知られます
ユング心理学の代表的な概念の中に”8つの心理機能”というものがあります
まずもって響きが厨二心を擽ってくるこの概念、
人はその8つ心理機能を使い分けながら日々を過ごしてるんだとか
この心理機能という考え方が非常に面白くて
とにかく行動力に溢れてる人もいれば、思慮深く考えに耽る人もいる
そんな人の性格やエネルギー源の違いを、体系的に理解できる便利な概念だと思います
またそれぞれの心理機能が特徴的で、彩り豊かなので
これはもうドラクエの呪文で例えるしかない!(唐突)
と思い立って記事を書き始めた次第です
では早速それぞれの心理機能を紹介!・・・とはいかず
前提知識として「なぜ8つなのか」ということを知ってもらうことが結構大事なので
冒険前にルイーダの酒場に立ち寄る感覚で(タイトルで釣りたかっただけ)紹介します
なぜ8つなのか
各機能が心理傾向を示す指標の2×2×2の組み合わせだからです
図で表すと↓の感じ
さっぱりですよね、わかります
心理機能を分類する際に、二分化する分類が3つあるんです
大分類:知覚機能と判断機能
中分類:大分類をさらに二分化
小分類:外向と内向
その掛け合わせ、ということですがそれぞれ解説していきます
大分類:知覚機能と判断機能
一番大きな大別です
知覚機能とは”五感からの情報をどのように捉えるか”という心理傾向
判断機能とは”どのような基準で物事を判断するか”という心理傾向を示します
とりあえずはそれくらいのざっくり認識でおkです
中分類1:知覚機能>感覚機能(S)と直観機能(N)
知覚機能を更に二分し、感覚機能(S)と直観機能(N)があります
SとNは多分それぞれの英語の頭文字か何かで、識別子的に使われます
さて、知覚機能は”五感からの情報をどのように捉えるか”を示すと書きました
感覚機能(S)は五感からの情報を具体的に捉える心理傾向にあると思います
一方、直観機能(N)は五感からの情報を抽象的に捉える心理傾向にありそうです
個人的解釈を多分に含みますが、具体と抽象というのがキーワードになりそう
例ですが、実は過去の記事で書いていました
リンゴを見た時に、物の形状や色を明確に捉えるのが感覚機能
赤い、丸いなど概念的に捉えるのが直観機能のイメージです
中分類2:判断機能>思考機能(T)と感情機能(F)
判断機能を更に二分し、思考機能(T)と感情機能(F)があります
判断機能は”どのような基準で物事を判断するか”を示すと書きました
思考機能(T)は論理を基準として物事を判断する心理傾向にあります
一方、感情機能(F)は価値を基準として物事を判断する心理傾向にあります
ユング心理学を学んでいてこの分類を知れただけでも
大きな価値があったと思えた考え方です
iPhoner*1を例に挙げると判断機能のイメージが掴めるかと思います
iPhonerに、なぜiPhoneを選んだのですか?と聞いてみましょう
機能性などの明確な理由を持って選んでいる人は、論理を基準として物事を判断してそうです
一方で、ブランディングとしてiPhoneを選んでる人
(なんとなく女子高生のイメージ・・・?笑)
これは価値を基準として物事を判断していそうですね
こういう価値付けから物事を判断することって実は日常的で
物事の好き嫌いはこの感情機能が働いていることが多いです
また、一般的に論理による判断は変えやすく
価値による判断は変わりにくい傾向にあると思います
iPhoneの機能性が損なわれたとしても
急に女子高生がiPhoneを手放し始めることは無さそうな気がしませんか?
(※ステレオタイプ的に女子高生を捉えるのは良くないことです)
小分類:外向と内向
外向的、内向的という言葉自体は聞いたことがあるかと思います
(もはや馬鹿にしてる感じになっちゃうレベル)
これもユングが体系化した概念です
一般的には陽キャ・陰キャみたいな使われ方をするこの言葉(ちょっと言葉が悪いですが・・・)
本来的にはもっと広義な意味合いで、意識が自分の外に向かうのか内に向かうのかを示します
ここまでで心理機能が4つに分類されました
知覚機能>感覚機能と直観機能の2つ
判断機能>思考機能と感情機能の2つ
最後に、この心理機能が外向するか内向するかで8つに辿り着くわけです
心理機能が外向・内向するとはどういうことなのか
これは、各心理機能の説明をしながらの方が理解が進みやすいので
これからのお楽しみということにしておきましょう
締め
ここまで心理機能の分類を説明してきましたが、
ある心理機能100%だけで生きている人はいません
いやいや俺はすべて論理に基づいて判断しているよ、と言う人
例えば芸術やファッションなど抽象的な表現の良し悪しを
本当に緻密な論理で組み立てて判断してますか
どこかしら価値付けをして判断している部分はあるかと思います
今後の記事では各心理機能を説明していきますので
日常のあらゆる場面で自分がどのように各心理機能を使い分けているか
想像しながら読むと一段と楽しめるかもしれません
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*1:今勝手に作った造語。iPhoneを持っている人のこと