このブログの名前にも入っているVIPSTARCOINでは、スマートコントラクトが使用できます。
この機能はよくトークンに使用されているが、他の使い道もあります。
この記事では、スマートコントラクトについて詳しく述べていきます。
注)VIPSTARCOINはQtumフォークの通貨であり、Ethereumとは仕様が異なる箇所があります。その箇所では都度説明します。
スマートコントラクトとは何か
これ見れば大体分かります(丸投げ)。
簡単に言うと「ブロックチェーン上で自動的にコインやデータのやり取りができる仕組み」です。
どのようにして作るのか
solidityという言語を使用します。
以下のサイトが開発に便利です。
Ethereumではmetamaskというウォレットをよく使用しますが、VIPSTARCOINではPCウォレット(VIPSTARCOIN Core)を使用します。
(Ethereumは自分でフルノードを運用するのが難しい)
solidityで"hello world"をする
例示用のファイルです。
コピーしてRemixに新規ファイルを作成して張り付けてください。
gist06f95217977eeeae42522f97014fb1c0
実行の準備
左端の上から三番目をクリック(更新マークみたいなのがついているやつ)してCompile (ファイル名)でコンパイルします。
次に左端の一つ下のマークをクリックします。
EnvironmentがJavascript VMになっていることとCONTRACTが作成したものになっているかを確認してDeployをクリックします。
すると、Deployed Contractsに新しいものが追加されるので">"をクリックして開きます。
実行
青やオレンジ色のボタンを押すと、関数が実行されます。
まずはpureHelloWorldをクリックしてください。
「hello world」が下に表示されたと思います。
次にsendStrDataの横に好きな文字列を入力してクリックしてください。
中央下あたりのログ欄に緑色のチェックマークがついたログが出ればOKです。
これはブロックチェーンに文字列を書き込む関数です。
(本番環境でやると通貨が必要になります)
最後にreadStrDataをクリックしてください。
先ほど入力した文字が表示されたと思います。
これはさっき書き込んだデータを返す関数です。
次回はソースコードの説明とVIPSTARCOINのregtest環境へのデプロイをする予定です。
次 ↓
余談
VIPSTARCOINはスマートコントラクトを利用できる通貨ですがEthereumやQtumに比べていくつか利点があると思います。
- 値段が安い&発行数が多いのでGas代*1がほぼ無料
- コミュニティに日本人が多い
過去に色々とあってすっかり寂れてしまったVIPSTARCOINですが、今後も細々と応援していこうと思っています。
後、「である調」はしっくりこなかったので「ですます調」に変えました。
(本当にどうでもいい)
↓ スマコンを使った掲示板を作った話
↓VIPSの事件とか (火炎舌さんの記事)
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