2021年2月下旬に、「モナレッジ」というモナコインで投げ銭ができるブログサービスを立ち上げた人がいるらしい。
まだβ版だがこれから色々機能を追加していくとのこと。開発者はqiitaみたいな技術ブログを想定しているらしく、ふざけた記事はそんなに出てこなさそうだが、今後の発展に期待している。
なんでVIPSを投げるブログで他通貨を投げるブログを紹介してんだという話だが、モナレッジにはこのブログではできない一点面白い特徴があり、書き残しておきたかった。
モナレッジはMpurseというMONAの「ブラウザウォレット」を使って投げ銭するという点である。
ちょっと法律の話も絡むので、ここからは「暗号資産」で通す。
暗号資産の送受は基本的にウォレットを通じて行うが、これだとちょっとした投げ銭とかを行う時にいちいちウォレットを起動してパスワード入力して相手のアドレス入力して・・・と結構なアクションを踏まないとならず面倒である。
そこで、一旦資金をそのサービスのウォレットで預かって、サービス内のデータのやり取りはサーバ上で行うカストディサービスが多かった。ブロックチェーンが絡むのは入出金のタイミングのみで、従来のデータのやり取りの仕方なので技術的にもハードルが低く、開発者も多かった。
しかし、2020年5月に改正された資金決済法で、カストディサービスをやるには取得が結構面倒な「暗号資産交換業者」にならなければならなくなり、ハードルが上がった。
業者じゃない一般人が善意でやっていたサービス群もこれで壊滅した。今は亡きVIPSディスコードのチップボットも、ツイッターで送金できたtipmonaもこうして死んだわけである。
という訳で、業者以外のサービスはちゃんとウォレット対ウォレットで送金しないとならなくなった。
この問題に対する一つの解として、WEBブラウザに紐付けられたウォレットを使うことで手間を省くというのがある。有名なのは「metamask」で、これはイーサリアム用のブラウザウォレットだったはずだが、他の通貨にも対応してきている。
このブログで実装している「ヌクモリティ」は、送金相手のアドレスと送金額を記録してウォレットに伝えるという仕組みで若干手間を省けているが、ウォレットの情報を取得できる訳ではないので、色々なサービスへの応用は難しいように思える。
VIPSを盛り上げたいなら誰かブラウザウォレット作ってくれという話である。
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